肩の荷はずり落ちる

我輩はなで肩である。
なで肩の人は和服が似合う、と聞くが、
和服なんぞ着る機会、そうない。
せいぜい夏場自宅で甚平着るくらい。
数年前に奮発して購入した浴衣も、
昨年は一度も袖を通していない。
ホテルの浴衣を着る事はあるが、
朝になるとあり得ない程の乱れっぷりで、
その乱れっぷりにてめぇで吹き笑いするくらいだ。
ちなみに、
浴衣を羽織る前にタオルをカラダに巻くと、
朝になっても乱れない、というのを、
ツアー中、熊さんに教えてもらった。
モヒカンからモヒカンへの知恵伝承の瞬間である。
リックサックがずり落ちる。
リックサックの作りのせいもあるかもしれない。
肩に掛かる部分がつるつるのナイロンであったり、
元々肩幅広めに設定されているかもだったり、と。
まぁ~、ずり落ちる。
バス目前。
待って待ってぇ~、乗りますからぁ~、と走ると、
右だらり、左だらりとずり落ちるリックサック。
だらしない小学生がランドセル背負う図よりさらにだらしない。
ずり落ちたリックサックを元に戻しつつ、
息切らしながらバスに乗り込む男、肩身狭い。

さて、明日からM.J.Q。
怒濤の3連チャン!
3連チャン……
ちゃん・りん・しゃん……
ちなみにこれは「ちゃんと、リンスしてくれる、シャンプー」の略。
今でこそ当たり前となったリンスインシャンプーの走り、
恐らく20年以上前のCMだろうか。
薬師丸ひろ子ね。
それは置いといて、
明日からM.J.Q。
怒濤のちゃん・りん・しゃん!
明日、京都磔磔。
明後日、高松雷神。
明々後日、大阪難波メレ。
アンパン吸いにいらして下さい。
ヨロシク!

で、今日の一言。
「『おいおい』でもなく、『まるいまるい』と二回繰り返さなくてもいいという事を知ったのは、上京してしばらく経ってからである。初めてそこでクレジットカードという物を作り(作らされ?)、『DCブランド』と呼ばれる洋服を『ハウスマヌカン』と呼ばれる口の上手い女に乗せられるままに月賦で買っていた暗黒の浪人時代。当然なで肩故に、サイズの合ってないカーディガンの肩は常に落ちていた。」